こんにちは、永岡ともよしです。夏の盛りに因んだ記事の第2弾は、みんな大好きな花火大会です。私が住んでいるのは東京都でも郊外に属する多摩地区ですので、地元でもかなり大きな花火が観られるのですが、圧倒されるほどのスケールを感じたいのなら、やっぱりお奨めは私の第2の故郷・新潟県の花火大会です。大きいだけなら文句無しに世界屈指ですよ。
本来なら夏の楽しい思い出の筆頭になる花火大会ですが、新潟の花火を想う時、私は涙が溢れるのを止めることが出来ません。失われた掛け替えのない人命を悼み、復興を誓う再起への宣言が新潟の花火大会なのです。7月26日(土曜日)、東京・隅田川の花火が多くの観客を集めましたが、新潟県柏崎市では1年前に直前の大地震で中止された海の花火大会が、2年ぶりに開催されていました。
世界最大級の四尺玉を打ち上げる小千谷市片貝(おぢやし・かたかい)や、正三尺玉で知られる日本を代表する長岡まつりの花火大会ほどの知名度はありませんが、海岸で行われる柏崎の花火も規模の大きさや、華やかさでは決して引けを取りません。寧ろ美しさの点では、先に述べた2つの花火大会を凌ぐと評価するべきでしょうね。
2007年は柏崎を崩壊させた中越沖地震、2004年には中越地震と、それに先立つ大きな水害が発生しました。新潟県の中央部(中越地方)は、山間部から海岸沿いまで、深刻な被害を受けたのです。それでも県内外の方々からの温かい支援に支えられながら、人々は復興の道を歩んできました。そして、その証として欠かせないのが夜空(一部は昼)を彩る花火なのです。
戊辰戦争(明治維新期の内戦)と第2次大戦末期の大空襲により、長岡は2度焼き尽くされました。現在の花火大会は「長岡まつり」の行事となっていますが、これは爆撃が襲った8月1日を初日としており、その2・3日目に花火が打ち上げられています。戦禍からの復興は遠い記憶でしたが、繰り返す自然災害に、その本来の志が蘇る事となりました。
今日8月1日は「花火の日」なのだそうです。これからが本番の花火大会に出掛けるのなら、重苦しい話など忘れて、家族や恋人と短い時間でも楽しむのは悪くないですよね。でも、もし家に帰ってから思い出す時間があるのなら、空襲の惨劇や自然災害の脅威、そして今も苦しみの中にある方たちの姿を、再起への応援を込めて想い描いてみて下さい。
テーマ : 雑記 - ジャンル : 日記
タグ : 花火 三尺玉 四尺玉 長岡 片貝