穏やかに日々創想 (永岡ともよし別館)

 
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永岡ともよしです。次の記事には何を書こうか考えていたら、気付けば前回の更新から6日間も経っていました。いつも通り24時間拘束の泊まり勤務を繰り返しながら私は元気ですし、最近は主に映画音楽を聴いて充実した時間を過ごしています。特に注目している作品の題名は英語風に片仮名表記すると「アナステイジア」ですが、ここでは慣例に従って「アナスタシア」で通す事にしましょう。日本では『追想』として知られる1956年の映画ではなく、同じ20世紀フォックスから41年後に公開された長編アニメ作品です。

ロシア・ロマノフ家の皇女アナスタシアが生き延びているという伝説に基づく物語の大枠は共通で、代表曲の浸透度では原典である1956年版のメインタイトルには及ばないものの、アニメの楽曲も魅力に溢れています。1990年代の後半はディズニーがミュージカル仕立ての新作アニメ映画で成功を収めていた時代の終盤で、こちらの『アナスタシア』も全体の印象はディズニー作品と非常に近いものを感じさせます。その影響なのか、別会社のアニメにも関わらず、ディズニーがアナスタシア伝説を映像化した映画だと思い込んでいる人も多いようですね。アニメ『アナスタシア』は20世フォックス作品なので間違えないでください。

劇団四季が上演している『美女と野獣』『ライオンキング』に『リトルマーメイド』(2013年4月~)や、まだ日本には進出していませんが『アラジン』や『ノートルダムの鐘』など、ディズニーのアニメ作品からは次々と舞台版ミュージカルが誕生してきました。そして極めて似通った構成の『アナスタシア』も、現在ミュージカルとして舞台化される計画が進行中です。四季との提携関係が確立しているディズニー作品とは立場が異なるため、海外で成功しても日本公演の実現には直結しませんが、舞台を観て音楽を聴くのが大好きな私にとって、こうした情報に触れるだけでも、心地良い刺激となって美しい想像の世界へと誘ってくれます。

最後に、映画音楽に精通している方々には全く余計な紹介でしょうが、イングリッド・バーグマンやユル・ブリンナーが出演した1956年の『追想(原題:アナスタシア)』では、巨匠アルフレッド・ニューマンが音楽を手掛けました。そしてアニメ版を担当したのが、1954年生まれの息子デイヴィッドさんなんですね。
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