穏やかに日々創想 (永岡ともよし別館)

 
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永岡ともよしです。4月9日(土)・10日(日)は関西で過ごしてきました。終盤を迎えた宝塚歌劇団の月組・大劇場公演と、恒例のOSK日本歌劇団による松竹座公演『春のおどり』の観劇が主な目的です。どちらの公演も手放しでの絶賛など余りに無責任で私には出来ませんが、月組の方なら有名な「美女と野獣」を原作にした『バラの国の王子』は文字通り清く正しく美しいお話で大好きになりましたし、OSKでは他の誰を以っても代え難い珂逢こころさんを見送る寂しさはあったものの、新しい力の台頭や秘められた可能性の大きさなど、90周年の先まで展望が開けてくるような明るさも見出せる舞台だったと思います。

宝塚大劇場と松竹座以外では、とにかく自分でも驚くほど食べ続けたのですが、このブログでは食の分野を扱っていないので、もう1つ梅田の映画館でヒッチコック作品『北北西に進路を取れ』を観たお話を書いておきましょう。私自身は余り熱心な映画好きではありませんが、最近は過去の有名作品と少しずつ触れるようになっていて、今回の遠征でも観劇の空き時間を利用して、上手く映画と組み合わせて楽しみました。映画通や英語に堪能な方なら御存知のように、原題が North by Northwest なので北北西という意味ではありません。こうした慣用的な表現も使われていませんから、無理に解釈すれば「米国の北部(或いは北米地域)を旅するならノースウエスト航空で」といったタイアップを込めた遊び感覚の造語かも知れません。実際に映画の中で登場する航空会社はノースウエスト(現在はデルタに吸収)ですからね。

監督の案内による映画の予告です


この映画で音楽を担当しているのは、ヒッチコック監督と残した作品に加えて、『市民ケーン』から『タクシードライバー』まで、30年以上に亘って活躍を続けたバーナード・ハーマンです。『北北西』でもメインタイトルから冴えていて、これだけで私は映画に引き込まれてしまいました。他の映画を含めて新録音による全曲盤が幾つも発売されているので、楽曲単独でも良好な音質で楽しむ事が可能になっています。
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