穏やかに日々創想 (永岡ともよし別館)

 
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永岡ともよしです。12月10日の夜に出発して、2日間ほど東京を離れていましたが、今朝早くに無事帰宅しました。関西にいる間は殆ど訪問に出られなかったので、この記事を書き終わったらお気に入りのブログにお邪魔する予定です。バスの中では眠れませんでしたが、楽しい観劇後で私は元気一杯ですよ。

今回の遠征では宝塚大劇場での宙組公演『誰がために鐘は鳴る』、OSK日本歌劇団の『女帝を愛した男』(大阪国際交流センター)の主目標2公演に加えて、大阪市内の山本能楽堂で学生さん達による発表会も観てきました。次の予定があって短時間しか参加出来ませんでしたが、これから私が更に広い世界へと踏み出す上で重要なステップになりそうな感触を得ました。また機会があれば是非伺いたいと思います。

まだ東京公演が待っている『誰がために鐘は鳴る』については後日語る事にして、ここでは『女帝を愛した男』の感想を書き残しておきます。ひと言で済ませてしまうなら、とても素晴らしい作品です。桜花昇ぼるさん演じる主人公ポチョムキンを絶対的なヒーローには仕立てず、理想を持ちながら権力の側で揺らいでしまう心情も描かれていて深みがありました。娘役では女帝エカテリーナ2世の牧名ことりさん、女官の美砂まりさん・折原有佐さんなど宮廷の女性たち以外に、朝香櫻子さんがピッタリの役柄を得て魅力を発揮していたと思います。櫻子さんには苦悩する女王様より優しい笑顔の町娘系が似合いますね。

さて3日間の公演を終了した『女帝を愛した男』ですが、このまま過去の上演作品として眠らせては余りに勿体無いので、必ず再演を果たして欲しいです。その際には休憩を挟んで合計2時間15分~30分程度の本格的な2幕物に再構成するか、或いは15分くらいあるフィナーレ部分を取り除いて、別に明るく楽しいショウを用意しての2本立てで公演を行うのも選択肢になるでしょうね。そうすれば「OSKらしさが足りない」と不満を抱えてしまったファンも、納得してくれる可能性が高まるだろうと思います。
    07:55 | Trackback : 0 | Comment : 4 | Top
Comment
2010.12.13 Mon 11:31  |  kota #-
いや~美しい舞台でしたね。
ショーのイメージが強いOSKのガッツリ芝居に不安を持っていましたが、
なんのなんの、良い物を見せていただきました。

遠征のお疲れが出ませんように。
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2010.12.13 Mon 13:11  |  永岡ともよし #9nFK/Kms
>kotaさん
いらっしゃいませ。

昨年秋の武生や世界館公演のような寸劇なら想像可能でしたが
あれだけ気合いの入った重いお芝居を堂々と上演するのですから
OSKは課題を与えたら何処まで伸びるのか試してみたくなります。
本文に書いた通りに構成を手直しして東京で舞台に乗せてみれば
絶対に多くの観客を唸らせてOSKファンを獲得出来ると思います。

優しいお気遣いありがとうございます。
また明日からは東京で仕事+観劇に頑張ります。
もちろんブログも忘れませんのでお付き合い下さい。
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2010.12.13 Mon 18:22  |  Hiroshi #-
>主人公ポチョムキンを絶対的なヒーローには仕立てず、理想を持ちながら権力の側で揺らいでしまう心情も描かれていて深みがありました。

ミュージカルの主人公はステロタイプになってしまいやすいのですが、このポチョムキンは本当に深みがありました。
再演は私も希望します。個人的には二本立てがいいですね。3日だけで終わらせるのはあまりにも勿体ないと思います。
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2010.12.13 Mon 21:58  |  永岡ともよし #9nFK/Kms
>Hiroshiさん
こんばんは。

ここまで主人公を単純化せずに描くのは歌劇だと難しいですね。
ポチョムキンが農民を殺害していく場面など考えてみれば
恐らく認めたくない気持ちで観ていたファンもいたと思います。
でも戦闘シーンを増やす為に安易に作られた訳ではなくて
その後にポチョムキンに重い課題を突きつける展開が待っていて
OSKに限らず新作としては相当な水準に達しているでしょう。

どんな形での再登場が待っているのか期待が膨らみますね。
上演時間の不手際はあったものの武生公演の大成功に続いて
2010年のOSKは素晴らしい年末を迎えられて嬉しいです。
『女帝を愛した男』は歌劇の偉大な財産になる演目だと感じています。
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