穏やかに日々創想 (永岡ともよし別館)

 
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永岡ともよしです。このブログではOSK日本歌劇団への応援を中心に据えて活動していますが、その他の舞台公演に関する話題も随時掲載しています。今回は1990年以来、20年間に亘ってイライザ役で主演してきた名作ミュージカル『マイ・フェア・レディ』と、11月20日限りでお別れする大地真央さんについての記事を書きます。なお公演の千秋楽を観劇しての感想ではありませんので念の為。

これは単なる偶然なのでしょうが、福岡の博多座から始まった大地イライザによるサヨナラ・ツアーの最後を飾るJCBホールでの東京公演は、縁の深い2つの舞台と日程が重なりました。かつてトップスターとして人気を集めた月組は、11月21日まで東京宝塚劇場での公演中ですし、当時の相手役・黒木瞳さんは同じく東京の明治座で『取り立てや お春』(~11月26日)に主演しています。地下鉄で何駅も離れていない日比谷・水道橋・浜町で、月組と大地真央さん、黒木瞳さんが揃って公演中なんて面白いですね。

ところで繰り返し演じてきた「持ち役」とのお別れは、近頃の大地さんにとって珍しい経験とは言えません。マリアとしてヒロインを務めた『サウンド・オブ・ミュージック』は東宝を離れ、劇団スイセイ・ミュージカルによる上演期間を経て、現在は劇団四季の手に去ってしまいましたし、様々な形で演じてきたスカーレット・オハラも、帝国劇場100周年を記念する来年の公演では、米倉涼子さんが主演すると決まっています。劇場に通い詰めてきた長年のファンにとっても、決して穏やかではいられない変化でしょう。

そういえば大地真央さんと黒木瞳さんの宝塚同時退団は1985年でした。四半世紀を迎えて、2010年は本当に大きな区切りの年になりましたね。私は昨日『マイ・フェア・レディ』を観ましたし、その前に新国立劇場の小劇場で主演した『ヘッダ・ガーブレル』も楽しみました。まだまだ元気一杯で実力も華やかさも失っていない大地真央さんですから、これからは違った分野へも果敢に挑んで欲しいと思います。そろそろ真ん中を離れて母親世代を演じてみると、新たな魅力が発揮出来るのではないでしょうか。
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