穏やかに日々創想 (永岡ともよし別館)

 
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永岡ともよしです。今回は泊まり明けにJR神田駅まで電車で移動した後、地下鉄に乗り換えないで三越の日本橋本店まで歩いて、劇団新派による初春公演の千秋楽を観て来ました。新年の新派は三越劇場恒例ですが、今回は月乃助さんが歌舞伎界からの客演ではなく、正式に入団して最初の公演であるのに加えて、何かと華やかな宝塚歌劇団・宙組の元トップ大和悠河さんも参加して、とても賑やかなお正月公演になりましたね。なお、お芝居は河竹登志夫さん「作者の家」原作で、新たに書下ろした作品です。

『初春新派公演』 三越劇場 2016年1月25日(月) 11時00分開演
 (1) 『糸桜』2幕 脚本・演出:齋藤雅文 (2) 『新年踊り初め』1幕 構成・振付:尾上墨雪
 出演:糸女役~波乃久里子、河竹繁俊役~市川月乃助、みつ役~大和悠河 ほか


父の没後に家を守る河竹黙阿弥の娘・糸と、その養子となった繁俊(その次男が登志夫氏=故人)、妻みつを中心とする物語ですが、数々の伝統演目を誇る新派では貴重な新作ですし、これから作品として育てて行く要素は多く残されている印象を受けました。決して退屈なのではなく、さらに演じ込んで磨き上げれば、一段と充実したお芝居が観られると期待出来るでしょうね。特に主要キャスト3名への当て書き要素が濃厚で、これから再演を重ねる過程で様々な出演者が関わってくれば、自然と抜けて行く部分や膨らませる側面が出てきて、10年後、20年後には全く違った『糸車』が観られるようになると思います。
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