穏やかに日々創想 (永岡ともよし別館)

 
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永岡ともよしです。どうして演劇ファンとしてブログを展開している人たちが、期限を定めず休館している南座の話題に触れようとしないのか、私には全く理解出来ないのですが、まだまだ耐震強度を補うための費用や工期など目途が立たない中で、看板公演である顔見世は近隣の先斗町歌舞練場で開催されると発表済みですね。でも関西の皆さんが書いていると思われるブログでさえ、積極的に取り上げている記事は読んだ記憶がありません。規模は半分でも歌舞伎上演に適したスタイルの劇場ですし、私はOSKの公演を観に行って本当に魅力的だと感じた建物なので、先斗町歌舞練場での顔見世が素晴らしい興行になると期待しています。ただし歌舞伎公演で使用される訳ですから、該当する時期にOSKの公演は組まれない事が確定ですね。いつか良い作品を揃えたOSKの京都公演を、先斗町歌舞練場で観たいです。
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永岡ともよしです。とっくに気付いていた人は大勢いるのでしょうが、5月の大阪松竹座~7月の新橋演舞場は、完全に一対の編成なのですね。上旬にOSK日本歌劇団の公演が組まれて、その後は下旬にかけて、松竹新喜劇に新派の重鎮が客演する形での公演が続きます。この日程編成パターンなら、OSKも主要劇場での公演が組み易くなると思うので、これから秋~冬にも1セットを追加して欲しいくらいです。
5月松竹座から7月演舞場
【2016年5月の大阪松竹座】
 ☆OSK日本歌劇団 『レビュー 春のおどり』 1日(日)~8日(日) 全16回
 ★藤山寛美 二十七回忌追善 松竹新喜劇 13日(金)~24日(火) 全22回(貸切含む)
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【2016年7月の新橋演舞場】
 ☆OSK日本歌劇団 『レビュー 夏のおどり』 2日(土)~4日(月) 全6回
 ★藤山寛美 二十七回忌追善 松竹新喜劇 9日(土)~24日(日) ※日程の詳細は未発表


新喜劇は演目が同一ではないものの、寛美さんの當り狂言に、孫の扇治郎さんが挑戦する設定は変わりがなく、大阪では波乃久里子さん、東京は水谷八重子さんが参加するので、公演企画全体の印象は松竹座~演舞場で統一感がありますね。歌舞伎以外の松竹演劇公演として、観客も受け入れ易そうです。
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永岡ともよしです。日比谷・シアタークリエで7月に上演予定の『ジャージー・ボーイズ』(日本版は初演)から、宣伝用の動画が公開されました。映画版が日本でも話題だったのに加え、米国ツアーカンパニー来日公演は実現しましたが、なかなか豪華で実力の確かな皆さんによるフランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズ風の映像が登場して、益々注目度は高まるでしょうね。私も期待の大きい舞台公演の1つです。

『ジャージー・ボーイズ』 シアタークリエ 2016年7月1日(金)~31日(日) 全38回
 出演:フランキー・ヴァリ役~中川晃教、トミー・デヴィート役~藤岡正明/中河内雅貴、
    ボブ・ゴーディオ役~矢崎広/海宝直人、ニック・マッシ役~吉原光夫/福井晶一、
    ボブ・クルー役~太田基裕、ノーム・ワックスマン役~戸井勝海 ほか
  ※ RED=中川・藤岡・矢崎・吉原 / WHITE=中川・中河内・海宝・福井 《2班編成で上演》


フォーシーズンズやF・ヴァリさんソロ名義の楽曲は、ミュージカルが登場する以前から繰り返し聴いていた上に、好きな俳優さんばかり出演する日本版の誕生で、私には通わない理由が1つもありません。
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永岡ともよしです。2016年1月19日までの前進座公演が幕を下ろしてから、その先のスケジュールが一切入っていなかった京都四條・南座は、建物の耐震強度に問題があるため、現在の時点では期限が定められないまま、改修工事の完了まで休館中だと明らかになりました。毎年の開催が確定とは言えないまでも、OSK日本歌劇団の主要公演の会場として非常に大切な場所ですし、特に私には名前を見聞きするだけでなく、実際にOSKを初めて観劇した思い出の劇場でもあります。休止そのものや、発表に至るまで要した無意味な時間の長さについて、なぜ誰も積極的に語ろうとしないのか、私は全く理解出来ません。
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永岡ともよしです。私は演劇ファンで、2015年はミュージカル系のコンサートを含めると、3桁に届く数の舞台公演を楽しみました。その中から2015年を代表するミュージカルを2本選ぶなら、宝塚歌劇団・宙組と来日公演の『TOP HAT』、そして新演出でキャスト全面入れ替えの東宝『エリザベート』を挙げます。『エリザベート』は東京公演だけだったので、同じ東宝公演なら各地を周った『レ・ミゼラブル』を選びたいのですが、好評だった前回のアンコール公演という色合いが濃くて、私は新生『エリザベート』にしました。

『エリザベート』に関しては新鮮さと実力を兼備した配役が魅力的で、特に花總まりさんについては、10年以上前から本来そうあるべきだった姿が実現して、開幕前は口汚く騒ぎ立てていたアンチの連中も、見事に沈黙させてくれました。厳密には黙ってはいないのですが、以前は花總さんを知らなかった観客の皆さんが素晴らしいと大合唱を始めたので、罵る言葉が隠れされて周囲には届かなくなったのでしょうね。

『TOP HAT』はアステアとロジャースの名コンビによる同名の古典的ミュージカル映画が基になっていますが、舞台版としては最近仕立て直された歴史の浅い作品です。しかしウエストエンドでの上演開始から大評判で、私も気になる公演の1つだったのが、先ず宙組が新・主演コンビお披露目で見事な舞台を披露した後、さらにロンドンからの来日カンパニーが徹底した娯楽性と高い技術を発揮して、それぞれ一年の前半・後半を通じた屈指の公演になりました。ミュージカルの多様性を確認出来る成果もありましたね。

ミュージカルの知識が乏しい人は、アステア時代のような古典スタイルの作品が、『レ・ミゼラブル』以降の新世代に駆逐されたと思い込んでいる場合が見受けられますが、事実は全く違います。流行を追う世間から見放されて、少し前の言い方だと「オワコン」に落ちていたミュージカルを、1980年代以降の作品が登場して急上昇させたため、古い作品が華々しく再演されたり、昔の映画が舞台版で再登場するのも当たり前になったのが真実で、だからこそ『TOP HAT』タイプの新作が今も数多く生まれているのです。
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